The Japan Times-Cost-effective and reliable services for GMP
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AAVnerGeneとアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター製造技術プラットフォーム開発に関する業務提携

2025-07-16

TFBS Bioscience(本社所在地:台湾 新北市、以下「当社」)はAAVnerGene Inc.(本社所在地:アメリカ合衆国メリーランド州ロックビル、以下「AAVnerGene」)とアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターに関する細胞指向性(トロピズム)や製造プロセスの最適化などの製造基盤技術の開発と応用に関する業務提携契約(以下「本提携」)を締結しました。

 

AAVnerGeneAAVのトロピズムや生産効率の向上に関する技術開発に注力しており、同社のAAVone® Single-Plasmid System)は、少ないプラスミドで高効率かつ高純度でAAVを生産し、製造手順の簡素化により低コストでAAVベクターを製造することができます。当社は、AAVベクターをはじめとしたウイルス製剤などの受託開発製造(CDMO)サービスおよび受託試験(CRO)サービスを研究開発からGMP/GCTP製造まで、様々なフェーズのお客様を対象にワンストップでサービスを提供をしております。本提携では両社の経験と知識を基盤とする強みを補完的に組み合わせることで、革新的なAAVベクター製造技術プラットフォームの開発を行います。

 

本提携において当社は、AAVnerGene が提供するAAVone®プラットフォームを用いてAAVベクターの製造プロセス開発からGMP/GCTPグレードでの大量製造プロセスの確立を行います。製造コストを大幅に削減したAAVベクターの製造方法を商業規模で確立することで、AAVベクター製造に革新をおこし、競争力のある製造ソリューションをお客様に提供し、患者さんの遺伝子治療へのアクセシビリティを高めます。

 

AAVnerGenePresidentCEOであるDaozhan Yu氏は次のように述べています。

「この提携を通じてAAVnerGeneTFBS BioscienceGMP/GCTP製造能力を活かし、東アジア市場でのプレゼンスを強化します。顧客から信頼され認められてきたCDMOであるTFBSは当社のAAVone® Single-Plasmid System)を商業規模に適用するための強力な基盤を提供します。世界中の患者さまが遺伝子治療によりアクセスしやすく、手頃な価格で治療を受けられるようにするため、我々のお客様への高品質で低コストなソリューションの提供にTFBSと一緒に取り組めることを嬉しく思います。」

 

TFBS BioscienceChairmanCEOであるTatung Yuan博士は次のように述べています。「AAVnerGeneとの提携は、革新的なAAVベクター技術の開発を推進し、より安全で効果の高い遺伝子治療を世界中の患者に提供すると信じています。TFBS Bioscienceは、この革新的な技術プラットフォームをGMP/GCTPグレードの製造に適用し、世界の遺伝子治療により良いサービスを提供することに専念していきます。」

 

 

AAVnerGeneについて

AAVnerGene Inc.は、米国メリーランド州ロックビルに本社を置くバイオテクノロジー企業で、AAVプラットフォーム技術を通じて遺伝子治療の進歩に専念しています。2019年に設立され、チームはAAV遺伝子治療において数十年の経験を持ち、初期研究から前臨床開発までのプログラムをサポートしています。ベクター設計、パッケージング、キャプシドライブラリー構築、スクリーニングを含む統合ソリューションを提供しています。同社のビジョンは、高用量要件、副作用、コストなどのAAV遺伝子治療における主要な課題を新しい技術を通じて克服し、最終的に遺伝子治療を患者さまにとってより利用しやすくすることです。AAVnerGene独自のシングルプラスミドシステムであるAAVone®は、最大5E12 vg/mLAAV収率を達成します。さらに、ATHENAキャプシドスクリーニングプラットフォームを使用することで、同社はヒトの脳、肺、網膜組織に高いターゲティング効率を持つAAV血清型を特定し、遺伝子治療薬の必要用量を大幅に削減しています。

 

TFBS Bioscience Inc.について

TFBS Bioscience Inc.TFBS)は、台湾政府系研究機関である生物技術開発センター(DCB; Development Center for Biotechnologies)からスピンオフした企業で、生物学的試験を提供する台湾初の受託研究機関(CRO)として2016年に設立されました。また、TFBSは、台湾で最初となるウイルスのGMP/GCTP製造施設を開所し、研究開発から商用製造のニーズに対応する受託開発製造(CDMO)サービスを提供しています。TFBSは、これまで数々の規制当局への承認申請の実績をもち、ウイルスに特化した製造・品質に関する知識・経験や、最先端の施設・機器により、アデノ随伴ウイルス、レンチウイルス、レトロウイルスなどのウイルスベクターを活用した遺伝子治療薬および細胞治療薬などの再生医療等製品や各種ウイルス製剤の開発・製造のためのワンストップソリューションをお客様に提供しています。詳細については、www.tfbsbio.comをご覧ください。

 

【お問い合わせ先】

TFBS Bioscience合同会社

事業開発部長 満尾 裕

service@tfbsbio.com

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